シャーヒド外務大臣 林芳正外務大臣と会談

シャーヒド外務大臣 林芳正外務大臣と会談

配信:2023年7月30日

モルディブのアブドッラ・シャーヒド外務大臣と日本の林芳正外務大臣は本日、モルディブ外務省で二国間協議を行いました。

 

シャヒード外務大臣は林大臣と代表団を外務省で歓迎し、両国の変わらぬ協力関係の強さと、緊密な人的交流そして友好関係を強調しました。

 

両大臣は、モルディブと日本の緊密な歴史的関係を振り返り、二国間および多国間の重要な関心分野について意見交換を行いました。両国間の緊密な関係を一層強化するため、相互の利益に関わる重要な問題について緊密に協力していくことで合意しました。

 

また、シャーヒド外務大臣は、林大臣と日本政府に対し、50年近くにわたる日本の惜しみない援助に感謝の意を表しました。また、首都のマレへ日本が提供した防波堤は、最も象徴的な支援であると強調しました。シャーヒド外務大臣はまた、モルディブの社会経済発展において日本が果たした重要な役割についても言及しました。特に、1970年代から1980年代にかけての群島全域への学校建設による教育事業の拡大への日本の貢献、また水産業の発展に向けた技術支援、観光産業の成長に不可欠な通信インフラへの支援、人材育成奨学計画による能力開発に対する日本の貢献について言及しました。シャーヒド外務大臣は、モルディブの発展と福利に多大な好影響を与えたこのような重要分野における日本政府の継続的な支援に、感謝の意を表しました。

 

そして、シャヒード大臣は、新型コロナウイルスの世界的流行の中で、およそ4,700万米ドルの危機対応緊急支援融資を促進し、ウイルス対策としてアストラゼネカ製のワクチン11万2,000本を寄贈するなど、日本の惜しみない支援に対し政府と国民に感謝の意を表明しました。

 

シャーヒド大臣はまた、海洋安全保障分野における日本の支援に感謝の意を表明するとともに、岸田総理大臣が今年3月に発表した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」に対するモルディブ政府の重責を再確認しました。

 

両大臣は、二国間の経済開発協力と気候変動、持続可能な開発目標(SDGs)の達成や国際平和と安全保障などの地球規模の課題に向けた連携した取り組みを通して、協力関係を更に強化するという強い意志をあらためて示しました。

 

以上

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